ぼっちゲーム開発

Unreal Engineを中心とした3Dツール周りのネタを備忘録を兼ねて気ままに書き連ねています

GitHub上のソースコードからUnreal Engineを動かす

オープンソースコードUnreal Engine4

Unreal Engineは4系からオープンソースコードとなった事で 自由に拡張できるようになり、nvidiaFlex(流体シミュレーション)やトゥーンシェーディングといったソースコードも公開されています。

このような拡張されたUnreal Engineプラグインを導入する際にはソースコードをビルドする必要があります。

今回は前回の記事で紹介したUnreal Engineのもう一つの導入方法であるソースコードからの起動を紹介したいと思います。

GitHubからソースコードを取得する

GitHubからソースコードを取得するには、まずGitHubのアカウントを作成する必要があります。

※ここではアカウントがあるものとして説明していきます。

アカウントをお持ちでない方はGit - アカウントの準備と設定を参考にしてアカウントを作成してください。

GitHubとEpicGamesのアカウントを連携させる

Unreal Engineソースコードは下記リンクにて公開されていますが、そのままアクセスすると404エラーとなってしまいます。

https://github.com/EpicGames/UnrealEngine

 

ソースコードを取得するには前回作成したEpicGamesのアカウントとGitHubアカウントを連携させる必要があります。

その方法についてはEpicGamesのUnreal Engine 4 on GitHubにて記載されていますので、手順にしたがってアカウントを連携させてください。

 

アカウントの連携が完了するとGitHubのページにアクセス出来るようになっているので、PC上の任意の場所にgit cloneなりdownloadしたものを解凍なりしてください。

ソースコードをビルドする

VisualStudioをインストール

ソースコードをビルドするためにはVisualStudioが必要なので下記リンクよりVisual Studio Communityのダウンロードボタンを押し、ダウンロードが完了したらインストールします。

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f:id:msyasuda:20160923063504j:plain

ソールコードをビルド

インストールが完了したらgit cloneもしくはdownload解凍して出来たフォルダに移動し、下記手順でビルドします。

  1. フォルダ内のSetup.batを実行
  2. 同フォルダ内のGenerateProjectFiles.batを実行
  3. 2で出来たUE4.slnを起動

以上でVisual Studioのプロジェクトが起動しますので、後はビルドするだけです。

ビルド時のDevelopment Editorは適宜変更を行ってください。

Windows環境であればWin64を指定してください。

f:id:msyasuda:20160923081635j:plain

 

しばらくビルドを待ちます・・・

 

ビルドが完了するとプロジェクト画面が表示され、Unreal Editorを動かす事が可能となります。

f:id:msyasuda:20160923081104j:plain

 

これでソースコードからビルドまで出来たので、後はソースを解読していけば拡張も出来ますね。

 

そこが大変なんですが。。。

 

という事で今回はソースコードの取得からビルドまでを紹介しました。